2023年8月1日火曜日

国保組合と健保組合について

 健康保険には、国保組合(国民健康保険組合)と健保組合(健康保険組合)があります。同じ「~組合」と名前が付くので、同じ保険者と思われる方もいますが、全く別の組合です。

 【国保組合】⇒国民健康保険法に基づき設立された医療保険者。同種の事業・業務の従業者を組合員として組織される組合。
 北海道では、北海道薬剤師国保組合・北海道歯科医師国保組合・北海道建設国保組合・北海道医師国保組合の4件。全国規模では、全国土木建築国保組合・全国左官タイル塗装業国保組合など。

 【健保組合】⇒健康保険法に基づく医療保険者。会社単独で700人以上の大企業や、複数の会社が共同で設立かつ社員総数が、合算して3,000人以上の場合、国の許可を受けて独自で運営している。
 北海道では、北洋銀行健保組合・北海道コンピュータ関連産業健保組合など。

 上記のように、そもそも設立の為の法律が異なります。国保組合は国民健康保険(国保)の仲間、健保組合は社会保険(健康保険)の仲間となります。
 患者処理を登録する際、一番間違えやすい請求区分は、国保組合は一桁目「1(国保)」、健保組合は一桁目「6(組合)」になります。国保組合を健保組合と同じ仲間と間違われる方がいますので、患者処理登録の際はお気を付けください。